婚活をうまく進める。ちょっとした心理学！

～相手との距離が縮まるラポール形成～

 

ラポール（rapport）とは、フランス語で「関係」や「信頼」を意味する単語であり、「親密な信頼関係」を表す心理学の用語です。

ラポール形成は婚活だけに関わるものではありません。仕事での顧客との関係、家族との関係、友人との関係などで良好な関係にはラポールの形成が重要です。打ち解けている、信頼している、一緒にいて楽しいと思う人間関係はラポールが形成されています。

１．ペーシング

話し方や身振り、状態、呼吸のリズムなどを相手のペースに合わせることをいいます。

お見合いやデートでは、お相手の話すスピードに合わせて自分の話すスピードを調整し、内容についてもお相手の興味関心に合わせていきます。後述する、ミラーリングは相手の仕草を真似るものですが、ページングは相手の話し方を真似るものです。

例えば、相手が早口ならこちらも早口に、ゆっくり話す方でしたら、ゆっくりと話します。

初対面の人には難しいでしょうが、何度も話してしているうちにリズムが分かり有効となります。

２．ミラーリング

「ミラーリング」とは共感性を深めるために相手の仕草や姿勢をまねることです。たとえば、相手とレストランで同じものを注文したり、相手が会話の途中でコーヒーを飲んだら同じようにコーヒーに口をつける、といったテクニックです。 

人は自分と同じ行動に対して共感します。例えば、偶然同じ持ち物を持っていたりしただけで親しみが湧く経験をしたことは誰しもあるでしょう。自分と同じ部分があることは安心感を持たせます。

  仕草が似ている夫婦やカップルは、二人の信頼関係は高いことがほとんどです。それは、ラポールが形成されている二人は自然とミラーリングを行っているからです。意識的にミラーリングを行って距離を縮めてみましょう。

このミラーリングの重要なポイントは「さりげなく」。真似されていると気づかれてしまうと相手に不信感を与え効果はなくなってしまいます。

３．キャリブレーション

相手の心理状態を言語以外のサインで認識することをいいます。言語以外というのは姿勢、動き、呼吸、表情、声のトーンといったものです。これらのサインを意識して観察することで、些細な変化を察知できるようになります。

例えば、明るくふるまっているけれど、本当はとても落ち込んでいたり疲れていたときに気付いてもらえるととても嬉しいですよね？

こうやって相手の言葉にならない気持ちや状態を認識し、些細な変化に気付いてあげることで、「わたしのことをよく理解してくれている」と信頼が深まって、より深いコミュニケーションを取れるようになっていきます。

４．バックトラッキング

バックトラッキングは相手の話しをそのまま「オウム返し」する方法です。

会話の最中に自分の話ばかりしていては、「この人は自分の話ばかりで、私に興味がないんだ」と思われ、たとえお話上手であっても、お相手に好印象は残せません。

ここで大事なことは「話をちゃんと聞いていることを示す」「話をちゃんと理解していることを示す」ことです。

例えば、「映画を見ることが好きなんだー」と言われたら、そのまま「へぇー、映画を見ることが好きなんだね、最近見たもので面白いものはあった?」と言い返すのがオウム返しです。

また相手の話が長くなった場合には、話を要約して返してあげることで、理解の認識を確認することができます。これが相談や悩みごとの場合、その問題が整理されて解決に繋がることであなたのことを信頼できる人と思うようになります。

いかがでしたでしょうか？

会話に理屈なんていらないと思われる方もいらっしゃると思いますが、ちょっとした意識で婚活が良い方向に進むかもしれません。ラポール形成は婚活やそれ以外の人間関係も円滑にする有効な方法なので、ぜひ取り入れてみてください。

ただし、ラポール形成のテクニックを知っていたとしても、相手を思いやる気持ちがなければ、効果的に使うことは出来ません。目の前にいる相手を大切にしながら、うまくテクニックを利用し婚活を成功させましょう。

福岡結婚相談所フェアウェイズでは、恋愛相談、婚活相談なども無料でお受けしております。

もう少し詳しく聞いてみたい。という方には、ぜひお気軽に無料相談ください。

あなたの婚活がうまくいきますように・・・