結婚相談所が教える！

モテる人がやっている会話のポイント【トラックバック】

 

バックトラックという表現だと難しく聞こえますが、
コミュニケーションのスキルとしては、「オウム返し」として昔から知られています。

たとえば、「私、昔から甘いものには目がないのよ」と言われれば「甘いものに目がないんですねー！」と返事するいった具合です。

このように『オウム返し』では、相手の言ったことを”そっくりそのまま”使用して返答をします。
相手の言葉を使い返答をすることで、より深い共感を示すことができ、その結果、信頼関係を深めることが出来るというテクニックです。

このコミュニケーションスキルは大変有名ですし、あなたも聞いたことがあるかもしれません。

モテる人は、この技術をナチュラルでやっていたりしますね。
また、実際に「私、使っているよ！」という方もいるでしょう。

この『オウム返し』をより細分化して、テクニックにしたものがバックトラックになります。
バックトラックのスキルは４つに分かれます。
 

➀事実を反唱する

➁感情を反唱する

➂要点を反唱する

➃キーワードを反唱する

相手の体験にバックトラックする際には、出来るだけ事実に対してバックトラックするように心がけましょう！

たとえば、先ほどの「とても気に入ったジャケットがあって嬉しくっておもわず買っちゃった」という言葉に対して、「そうすると、パンツやシャツも買いたくなっちゃいますよね！」とバックトラックしたとします。

この場合、
「ジャケット買った」→「合わせてパンツやシャツを買う」という論理が、必ずしも相手に当てはまるかどうかは分かりません。

たまたま相手も同意した場合、「そうなんだよ！」とバックトラック成功になりますが、同意をもらえないと「そ、そう・・・？（私はそう思わないけど。）」と相手は思うことになり、「話を聴いてくれている」という気持ちがそがれてしまいます。
よく会話はキャッチボールに例えられますが、相手から真っ白いボールを投げられたら、自分の色を塗って投げ返すのではなく、そのまま真っ白いボールで相手に投げ返すイメージです。

そこで、話を膨らませるにしても、相手にとって事実であることに基づいてバックトラックをします。
「思わず気に入った物と出会うと、『やったー！』って気分になって、予定していなくても思わず買っちゃいますよね」といった具合です。

相手は、「思わず気に入った物と出会って買っちゃった」と言っているのですから、『やったー！』と思っているはずです。

つまり、このバックトラックの文章は・・・
「思わず気に入った物と出会うと、『やったー！』って気分になって(YES)、予定していなくても思わず買っちゃいますよね (YES)」
という構造になっていて、相手にとって間違のいないYESが埋め込まれているのです。

その結果、相手はあなたがバックトラックした返答に対して、同調することで親近感が加速することになるのです。

今回は、親近感を感じてもらうテクニックであり、会話を盛り上げるバックトラックを紹介しました。
私は、人と会話することが苦手な自己完結型タイプだったのですが・・・バックトラックの考え方やテクニックを知ってからは、以前よりも人と会話が弾み、楽しくなりました。

もし、あなたが「会話を盛り上げるには、どうすれば良いんだろう？」と思っているなら、バックトラックのテクニックを活用してみてくださいね！

バックトラックは会話を盛り上げ、お互いの親密さを増す効果がある一方で、バックトラックを多用すると・・・
「この人、私の話聞いてるの？」と不快感を抱かれてしまったり、
会話の中身が相手の話ばかりになり、会話が一方通行になるため意思疎通ができなくなるなどの弊害が出て来る可能性もあります。

なにより、バックトラックを使用すると会話が驚くほどスムーズに進むので、それが裏目となって相手と向き合うことをしなくなり、表面上で相手の話を聞いてしまうことになりかねません。